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すべての立場を知り,公正に報道する!

新聞記者

三木理恵子さん

所属:日本経済新聞社
関連情報URL:http://www.nikkei.com/

新聞記者 三木理恵子さん

客観的で公正な報道をするためには・・・。

新聞記者 三木理恵子さん

現場の記者としてはまだ日が浅いですが,客観的な視点をもって公平・公正に報道することが最も大切だと思っています。そのためには,取材の際に読者目線を常にもち,自分が疑問に思うことをきちんと聞くことが必要だと考えています。例えば,私が担当している東京都の再開発の話でも,どんどん大型ビルを建てたり利便性を高めたりしていくことはよいですが,東京だけがさらに大規模化して人口の流入が続くと,地方都市はどうなるのか。そしてそのことは,日本経済全体を考えたときによいことなのかなど,一地方の東京の話としてだけでなく広い視野でとらえ,取材先の説明をうのみにせず報道していかなければならないと考えています。

歴史的瞬間に立ち会えて感じた幸せ

新聞記者 三木理恵子さん

まだ整理部(記事に見出しをつけたりレイアウトをしたりする部署)にいた2013年の参議院選挙の公示日のことです。私は夕刊の1面を担当しており,数か月かけて仮の紙面を用意していたのですが,エジプトでクーデターが発生し,情勢はどんどん悪化したため,半分のスペースをその記事に使うことになりました。締切までの5時間があっという間で,ハプニングに対応し続けるという大変な作業になりました。でも,ふり返ってみると,歴史的瞬間に立ち会い,自分の手で新聞の紙面を作り上げたことは,とても大きな経験でした。帰りの電車でその新聞を読んでいる人を見ると,頑張った甲斐があったと思えました。

この仕事を選んだ理由や大切にしていることを教えて!

まだ人が知らないことや,物事の裏で動いていることを自分の目で見て伝えたいと思ったからです。また,あまり他のメディアでは取り上げられない小さい会社の動きなども,日本経済にどんな影響を与えているのかていねいに伝えることにも意義を感じています。 小学生の頃から両親の影響でニュース番組が好きで,気づけば,報道の仕事をしたいと考えるようになっていました。

小学生のころに好きだったことを教えて!

  • ◆わくわくしたこと:家族旅行,ニュース番組を見ること
  • ○得意だったこと:読書感想文,音楽の授業
  • ★好きだった教科:社会・算数