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ゲストの方の「ラジオに出てよかった」のために!

フリーアナウンサー

宮原 靖子さん

所属:むさしのFM
関連情報URL:http://www.musashino-fm.co.jp/

むさしのFM 宮原靖子さん

ゲストの方の「ラジオに出てよかった」のために!

むさしのFM 宮原靖子さん

普段の仕事の中で心がけていることは,ラジオ番組のゲストに「今日,この番組のゲストに来てよかった」と思っていただくことです。
番組のゲストには,ミュージシャンから地域の方,お年寄りから子どもまで,幅広い職種・年代の方々がいらっしゃいます。どんな方にも,全力でお話いただき,その方にとってラジオ出演がよい経験として残ってほしいと思っていま

す。中には,話すことが苦手だったり,緊張されたりしている方もいますが,そのときは「いつものままで大丈夫ですよ」とお伝えして緊張をほぐすようにしています。
そのためには,まず,自分がゲストのすごいところを理解しておくことが大切です。その上で,その人の伝えたいことやよさを引き出します。そして,相手が子どもであっても,初対面の相手には必ず「敬語」を使います。さらに,お話を進めていく中で,相手の顔を見て,相手の使っている言葉や表現を聞き取り,相手に合わせた言葉づかいを選んで使うことを大切にしています。

ラジオを聞いている方に心地よい表現を!

むさしのFM 宮原靖子さん

イベントの会場で「ラジオでイベントの司会をやると言っていたから」と,ラジオを聞いていた地域の方が手編みのマフラーを持ってきてくださったことがありました。のどをいたわってくれたプレゼントにとても感動しました。
普段,ラジオを聴いている方々の反応は,なかなか知ることができません。

だからこそ,町で「この前のラジオ,面白かったよ」と言われると,とてもうれしいです。
ラジオで話すとき,笑顔のときとと怒った顔のときでは,同じ話をしても,声の聞こえ方が全く違います。また,何気ない「好き」「嫌い」という話でも,自分の考えを押し付けてしまうと,嫌な思いをする方がいらっしゃいます。
自分がラジオパーソナリティーとして話していても,耳はつねにラジオの聞き手でいるようにしています。そして,聞いている方々が「心地よい」と思われる内容・言葉・表現を選んでいます。また,聞き手のことを考えて,幅広い年代やジャンルの音楽を選んで流すなどの工夫もしています。

この仕事を選んだ理由や大切にしていることを教えて!

子どものころ,人前で話す場で大失敗をしたことがあり,その経験を通して「きちんと話のできる人になりたい」と意識しました。また,展覧会や博覧会で素敵に話している人を見て,あこがれをもったことも,この仕事を選んだきっかけの1つです。人と人とのコミュニケーションの手段としていちばん大切なのは,言葉だと思います。「人としてきちんと話のできる人になりたい」という思いがこの仕事を選んだいちばんの理由です。

小学生のころに好きだったことを教えて!

  • ◆ わくわくしたこと:母の作るお菓子。
  • ◯ 得意だったこと:人の意見をまとめること。
  • ♥ 好きだった教科:体育のマット運動以外全部。